癌その37〜手術当日2〜

前回〜手術当日1〜の続き…

手術も終わり徐々に意識が戻ってくるわけですが…。

意識を戻すのって結局声をかけるんだよね。
名前を呼んで起こすっていうね。

自分も確かに呼ばれた記憶はあって。
でね、ぼんやりした意識の中でも、
なんとなく周囲の会話が聞こえてきて…。

「まだ痛がってるな…。これでも駄目か」
とか、
「もっと早く来てくれないと。もう30分もこの状態なんだから」とか…。

先の言葉は俺が無意識下で結構痛がってる。
後の言葉は看護士さんが俺の事をなかなか迎えに来れなかった。
そういうことかなと。

とうぜん他にも何か話してるだろうけど、
この2つはハッキリと覚えてるな。

結局病棟に戻ったのは16:00頃。
予定の2時間押しくらいだね。
手術自体も長引いたってことか。

出血もほとんど無く、
行程としては予定どおりだったそうな。

この時点ではまだ意識朦朧。
痛みの感覚もほぼ無し。
姉貴の呼びかけにはうっすらと笑っていたそうな…。
気持ち悪いな、我ながら…。

こっから先の時間経過がすごく曖昧なんだよね。
付き添いが居れなくなった時点で、20︰30過ぎたんだろうなって感じで。

傷口が痛いのに床ずれを防ぐために無理やり寝返りうたされたり。
熱くて脇の下に氷枕?入れてもらったり。

その辺りはすべて20:30前の出来事だったぽい。

寝返りは痛かったなぁ。
だってお腹ねじるわけじゃん!
横向きキープするためにお腹に力入れるわけじゃん!
俺ね、腸を切ってんのよ!
もう床ずれなんてどうでも良いから、
仰向けに戻してって叫びたかった。
いや、叫ぶ力は無かったけど(笑)。

えーと、長くなりましたね。
ただですね、
本当の苦しみはここからなんです…。

それはまた次回で。


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ギタリスト大溝 誠のソロワークス"mac:guitar-oriented"の公式サイト "mac:guitar-oriented" is solo works of "Makoto Omizo". "mac-guitar-oriented" play authentic guitar oriented sound.

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